過払い金請求をしてみた。

 一時期、「借金をしたことがあるひとはお金が返ってくることがあります。」とテレビやラジオで頻繁にCMしていた時期があります。私も戻ってくるのではないかと期待してぷっちも申し込んでみました。過払い金請求をするデメリットがあると聞いたけど思い切って手続きしました。結論から言うと全く戻ってくることはありませんでした。

過払い金とは

 過払い金は、消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者に払いすぎていた利息のことです。お金を借り入れするには法律で金利の上限が定められています。

 以前は利息制限法が20%なのに対し、出資法は29.2%で、多くの貸金業者は出資法の上限金利である29.2%で貸付していました。2010年6月に貸金業法と出資法が改正されて、上限金利は出資法で定められている29.2%から、利息制限法で定めている20.0%へ引き下げられました。

 したがって、2010年6月以降の借り入れは対象外になります。10年で時効になるということはこれを書いている2023年はほとんどが対象外になるのではないかと思います。(中には超えていても完済が2010年以降の場合でも対象になることがあるそうです。)

過払い金請求の弁護士事務所に行ってみた

 ぷっちは、2019年3月に当時大々的にCMをしていた弁護士法人(仮にA社とします)に電話しました。そうしたら一度事務所に来てくださいといわれたので出かけました。怖そうな場所かと思い緊張していきました。

 事務所に入ると大きな部屋に小さく区切られた間仕切りの中に机といすがあり、そこに座って待ってると物腰柔らかい女性がきましたのでちょっとほっとしました。私は弁護士ではありませんなど紹介があった後に今までの借り入れ先をできる限り思い出すように言われ思いつく限り伝えました。

過払い金請求のデメリット

 過払い金請求のデメリットは、過払い金請求をするといわゆるブラックリストに載ってしまうことです。ただし、完済している借金の場合は載せられません。

 ブラックリストに5年間載ってしまうのは、過払い金を取り戻しても、借金が残ってしまうときこのデメリットが生じます。過払い金請求をしたという情報は信用情報機関に情報が送られますが、過払い金請求をすると借金整理(債務整理)がありましたと登録され、他の金融機関にも知られてしまいます。ブラックリストに載ると自動車や住宅のクレジットローンやクレジットカードなどの審査が通らなくなるのが過払い金請求のデメリットです。

結局なにも戻ってこなかった

 「じゃあ調べてみますね」後日結果を電話で連絡するといわれこの日は終わりました。一か月ぐらいかかるとのことだったので、かすかな望みを持ちながら帰宅しました。

 ところが、いつまで待っていても電話がかかってきません。しびれを切らしてA社に電話したところ「ああプッチさんには過払い金ないですよ」とそっけない返事お金にならないとわかると急に冷たくなり放置するのでは、金もうけ主義の弁護士の裏を見てしまったようです。

 借金が膨らんでくると司法書士や弁護士とかかわる機会が多くなりますが、良く選ぶ必要があることを実感した経験でした。

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